自由民主「藤丸さとし代議士特集号」を発刊【2018年7月1日】

自由民主「藤丸さとし代議士特集号」を発刊しました。

■ご挨拶

皆様におかれましては、日頃より大変お世話になっております。
古賀先生の議席を譲り受け、また昨年十月の第四十八回衆議院選挙においては皆様から多くのご支援を賜り、国政三期目となる栄光の議席を与えて頂きました。おかげさまで財務金融委員会や議院運営委員会、災害対策特別委員会理事、自民党では国土交通部会、財務金融部会の副部会長等、また多くの議員連盟に名を連ねるなど、わが日本国のために、そして故郷発展のために粉骨砕身・滅私奉公で議員活動に奔走できることに感謝する毎日です。
国政の重要な課題は、外交については北朝鮮問題であり、内政については働き方改革、不明土地、農地、森林等の国会での法案審議、これに森友・加計問題も加わっております。そして、その先に控えている九月の総裁選挙であります。課題山積ではありますが、しっかりと至誠を貫いてまいる所存です。

外交の北朝鮮問題について

平和がなければ日々の生活や仕事も成り立ちません。そのような中で、金正恩は一体何を考えているのかというと、それは内部体制の確立に他なりません。父である故・金正日からの体制を引継ぎ、さらに固めようとして「核保有大国になる」という宣言のもと、核開発、そしてミサイル発射を行ってきたのであります。
そして国連からの強力な制裁等もあって国内経済の状況がひどくなると、核放棄をちらつかせながら、経済改革に米国や日本の力を利用して、経済を立て直して内部体制固めをしようとしているのであります。
米国、日本、韓国の目的は北朝鮮の核廃絶であり、北朝鮮にとっては経済援助でありますが、これに中国、ロシアを交えた駆け引きが行われているのが現状であります。
また、日本には拉致問題もあり、二〇〇二年小泉訪朝で五人の方々が帰られましたが、当時の担当局長の「一反返す」という約束と、「元々が拉致で信用できるのか?」ということで、結果的に返さない選択をしたことで、その後の話が進展しなかった経過もありますが、私は大局的な見地から核廃絶を前提に経済援助すれば良いと考えております。

森友・加計問題について

この問題は籠池夫婦に安倍昭恵夫人が利用され、財務省や国土交通省が振り回されたと言うのが真相であり、それは最後に出てきた四千ページにわたる交渉メモが物語っています。
また、加計問題は、そもそも愛媛県の加戸知事が四国に先進的な獣医学部の大学を作って獣医を増やしたいと言うのがこの話の始まりであります。そこに、今治市と岡山理科大学の加計さんが協力して申請したものの十回断られ、そこで国家戦略特区を使ってなんとか実現しようとした話であります。
国家戦略特区諮問会議の座長や委員の先生方も「圧力はなく決定に瑕疵はない」と言われておりますが、加計さんは安倍総理と留学時代から親しく、ゴルフをしていたこともあり、官邸や行政も総理の親しい友人となれば気を配ることは人情と言うものであったのかも知れません。
それに加えて、野党の質問に安倍総理自身が「私や妻がこの決定に関わっていたら辞職します」と発言したこともあり、規則や法律に問題が無くとも「道義的に問題がある」と突いてきているのです。従って、この問題はまだまだ続く模様であります。

日本経済について

世界経済、特に日本経済は金融緩和により全体としては好調であります。大切なことは、オリンピック以降も持続させなければならないということです。先の国会の働き方改革はある意味経済にとっては重要です。労働時間を制限することは、行く末は労働賃金を引き上げる基調に働き、「賃金上昇→物価上昇→企業収益」といったプッシュアップ・インフレが期待できるものであり、日本経済のGDPを大きくすることになります。
また、団塊の世代の方々(六十八歳)の労働アウトによる労働者不足は、機械ロボット化を起こしております。アジアの国々を始め後進国の人口や経済は伸びてきており、日本もこれらの国々の指南役として日本らしい先進国家と成らなければなりません。そのために一歩一歩着実に政策を実現していかなければなりません。

九月の総裁選挙について

安倍総理の外交、内政や国会審議がどのように一般の有権者の方々に映るのか、また映っているのかで流れが決まると思います。国会議員票では圧倒的に安倍総理は強いのですが、地方票の行方もありますので、まだまだわからないといったところであります。私も保守本流という政治がわが国の中枢となるべく、同志と一緒にしっかりと向き合っていきたいと思います。

ふるさと発展について

今年もこの新聞にて年度の主要事業の予算をお知らせしておりますが、この他に多くの個別の予算があります。また、これから計画するプロジェクトもあります。
大牟田市では三池港プロジェクト・新新栄町土地区画事業・南関インターまでのバイパス等、柳川市では新文化会館・新ムツゴロウランド・四四三号バイパスの徳益沖端延伸等、みやま市では道の駅の拡充・四四三号バイパス四車線化等、筑後市では二〇九号交差点改良・歩道整備等、八女市・広川町では三号線バイパス夢の奥八女街道を実現等、地元ふるさと発展のために、皆様からのいろいろな要望に御恩返しできますように頑張る所存でございます。御指導ご鞭撻を御願い申し上げます。

衆議院議員 藤丸 敏