明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。新年にあたりまして年頭のご挨拶を兼ねて国会通信を発行させていただきます。
先ずはこの地域、故郷を代表して国政に送り出していただいている身として、日本の国のため、何より故郷の発展のために粉骨砕身・滅私奉公の精神で頑張っていることをご報告させて頂きます。
■辛丑(かのとうし)年について
辛丑(かのとうし)はこれまでの幕が下り、新たな幕開けを現します。
コロナ禍の辛抱の中、先ずはコロナ対策でありますので、直接命に関わる感染防止、重症化対応、医療環境支援、間接に命に関わる経済対策に力を入れていきます。
そして、幸せは心の持ち様ですので、心豊かに暮らせる環境実現を目指して努力して参ります。
■コロナ対策について
コロナの第三波が起っています。インフルエンザのピークが1月・2月ということで予測されていました。(2018年-インフルエンザ感染者1,200万人、直接死亡者3,325人、関連死亡者1,000人)(2021年1月20日現在でコロナ累計感染者34.6万人、死亡者4,773人)
そして、首都圏に緊急事態宣言が出され、強制力のある特別措置法も議論されております。予算措置として逼迫した医療現場への支援、飲食や旅行・運輸関係の対策、雇用調整助成金の延長、中小企業の資金繰り支援、そして国土強靭化の災害対策を補正、令和三年度予算に計上しています。これらの速やかな成立執行を行います。
あとは、一人ひとりの地道な努力が必要ですので、飛沫対策、マスク・手洗いを心がけましょう。
■鬼滅の刃の呼吸法について(筑後船小屋溝口竈門神社)
人間にとって呼吸は生きる術(すべ)です。呼吸を調えることにより、体の全ての細胞に、脳細胞には特に、酸素を送りエネルギーを生み出し全集中力が産み出されるわけです。
細胞内で酸素と炭水化物グリコーゲンをミトコンドリアがエネルギーATPに転換します。
運動をする時は特にこの呼吸が秘訣となりますが、それが有酸素運動となります。呼吸が調えられれば全身に力が漲(みなぎ)ります。やられて打ちのめされている時も、呼吸を調える呼吸法を示しています。
人間にはあまり酸素が吸えないとき、赤血球を増やし活躍させて、運ぶ効率を上げて生き延びる感知機能が頸動脈のところに備わっています。
鬼滅の呼吸は人間の本能を示しています。
■コロナウイルスの症状
コロナは肺炎ウイルスです。鼻口喉に入り四日ぐらい増殖感染し潜伏します。肺に入り発症し一週間は発熱等を起こします。臭覚味覚異常は70%の人に起きます。
健康な人は自分の白血球免疫で乗り越えますが、疾患を持っている人はその後息苦しくなり、肺胞を蝕(むしば)み赤血球内のヘモグロビンがイオン交換による酸素を取り込めなくします。過剰免疫作用で血栓や水が溜まった事態を引き起こし重症化します。
それでも体力があり呼吸が調えられれば肺胞は復活します。赤血球、白血球が活躍してくれるからです。
コロナの論文から勉強したことではありますが、ここでも呼吸が大事と言えます。
■コロナウイルスのワクチンについて
1796年、エドワード・ジェンナーは「乳搾りの女性は決して天然痘にかからない」ということに注目して、牛小屋で牛の搾乳をしている時に軽い牛痘(ぎゅうとう)にかかることで抗体ができ、重い天然痘にはかからない、ということを少年への接種を通じて明らかにしたのがワクチン(ラテン語でウシ)の始まりです。
ワクチン開発が進んでいるイギリスのアストラゼネカ社はコロナウイルスに似たチンパンジーの風邪の不活性化したウイルスを、アメリカのファイザー社はコロナの遺伝配列をもったメッセンジャーRNAを人に接種することで白血球による抗体をつくらせるものです。
日本の大学や製薬会社も開発を進めていますが、現段階としては、接種した時に稀に起こる頭痛や倦怠感の抗原抗体反応の副作用の臨床試験が行われているところです。
いずれにしてもワクチンは全国民無料接種となりますが、まずは2月下旬から医療従事者、3月下旬から65歳以上の方々への投与が予定されています。
■地域の課題について
大牟田の課題は、先ず災害復旧です。主としては三川、銀水、三池、上内の浸水土砂崩れ対応、中小企業なりわい支援です。そして、これからの県南の経済を支える三池港、上内トンネル整備、大牟田市民の健康づくりのための新体育館建設や街の顔である新庁舎も課題です。世界遺産・大牟田を盛り上げていきましょう。
柳川の課題は、福岡の観光拠点である柳川の駅前開発、新市民文化会館へのアクセス道路、有明沿岸道路四車線化、なんと言っても江戸時代より栄えた立花藩、金子市長の執念でもある大河ドラマ立花宗重を実現しなければなりません。農業、漁業を中心に、おにぎえや白秋祭観光を通じて柳川を盛り上げていきましょう。
みやまの課題は、市民文化体育館の完成、徳益からみやまインターまでの443号バイパス四車線化の早期実現、山川高田道路の有明沿岸道路への接続、道の駅の農協農産物販売の充実、若者の雇用確保につながる瀬高インター周辺の工業団地開発等です。京都清水寺の本吉ともいわれる清水山観光を中心にみやまを盛り上げていきましょう。
筑後の課題は、209号バイパスの計画、筑後市北部のチクロス公園施設の充実、筑後市南部の新幹線県南公園の溝口方面への拡大、筑後市中部の筑後市役所庁舎から駅前への開発を実現して筑後の中心となるような住みやすい筑後づくりです。水田天満宮や鬼滅の刃の溝口竈神社にも多くの人が来るように筑後を盛り上げていきましょう。
八女・広川の課題は、八女・広川のこれからの発展の礎となる夢の奥八女街道3号線バイパスの早期実現にあります。そこから黒木バイパスへと繋ぐことで利便性も高まり、観光道路として、また耕作放棄地整備と合わせて農産物工場誘致へと発展させることが出来ます。矢部、星野、上陽、黒木、立花の伝統を守りつつ、豊かな八女・広川を盛り上げていきましょう。
■最後にお伝えしたいこと
2021年、今年は衆院選があります。
総理の考えとしては、まずはコロナ対策への道筋をつけ、経済再生、そしてオリンピックをしっかりと成功させたい、そういうものであろうかと思います。いずれにしても時が来れば衆院解散・総選挙を決断されることだと思います。
私自身は安心・安全・安定を軸とした、しっかりと希望の持てる日本の行く末を、そして地域の発展を担える政権与党で議席を確保させていただくよう、皆様からのご理解とご支援を得られるように活動するのみです。
2021年、今年も皆様の厚い信託に応えるべく、自分自身に課せられたテーマを明確にしながら、一つひとつ着実に実現致す所存でありますので、変わらぬ御指導とご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致します。
みんなで心に太陽を、唇に歌をもって、明るく希望の持てる未来を切り拓いて参りましょう。
衆議院議員 藤丸 敏