自由民主「藤丸さとし代議士特集号」を発刊【2016年5月1日】

自由民主「藤丸さとし代議士特集号」を発刊しました。

■ご挨拶

古賀誠先生より議席を譲り受け、衆議院議員として二期三年半、粉骨砕身・滅私奉公という原点を絶えず忘れることなく、国政の場においてしっかりと諸施策に取り組ませて頂いております。これも皆様方のご支援あってのことですから、心から御礼申し上げる次第です。

そして、昨年の10月からは防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官を拝命し、これまでは国土交通・農林水産・厚生労働・財務金融に力をいれて来ましたけど、新しく防衛について取り組ませて頂いております。古賀誠先生がいつも言っておられる『日本の国の平和と安全』、『二度と悲惨な戦争はあってはならない』これを政治の使命として肝に命じ、与えられた職務を全うする所存です。

日本人としての誇りを胸に、郷土の発展に邁進!

至誠通天

至誠通天とは古賀誠先生の座右の銘であります。吉田松陰先生も「誠を尽くせば願いは天に通じる」ということを言っておられました。
そもそも、政治とは『我々の暮らしが成り立ち、良くなるように』というのが目的でありますので、国民生活に目を配り、誠実に事に対処せねばならないと考えます。
しかし、何事も与えられるものばかりではないので、我々一人ひとりも努力しなければなりません。真面目にコツコツと頑張らねばならず、そして正直者がしっかりと報われる社会でなければなりません。
そういった社会づくりを目指し、元気で明るい福岡県南地区、そして日本にすべく「至誠通天」で頑張る所在です。

経済について

経済の基礎的条件(これを「ファンダメンタルズ」と言います)は良い状況にあると判断します。日本は経済指標としてGDPや経済成長率を使いますが。アメリカが一番気にしている経済指標は雇用状況にあります。(よくニュースとかでも耳にする機会が多いと思いますけど)
つまり、雇用状況が良いと言うことは、働く仕事があって雇用がうまく合致しているという事であります。かくいう日本も有効求人倍率が良いということで、これは世の中に仕事があるということです。従って日本経済のベースは良いと言えます。
そして、言うまでもなく日本は貿易国でありますから、為替相場が非常に大事となります。その為替の理想は110円前後です。
なぜならば、日本は良い物を作って匠の業を輸出するのが基本であります。安いものは韓国や中国にもありますが、技術や品質的に一番秀でたものは日本の製品やサービスに他ならず、これは自他ともに認めるメイドインジャパンの強みです。
そして、これからは農林水産物の輸出にも力を入れなければなりません。
また、マイナス金利は日本銀行と普通の銀行、つまり金融機関同士の取引に係る金利がマイナスになっているという状況です。従って、「銀行にお金を預ければ利子が取られるのではないか」という普通預金の金利がマイナスになるという事ではありません。どうぞ誤解なきようお願いします。
マイナス金利政策とは、銀行から企業や団体にお金を貸し出しやすくして、生産活動の活性化を促すものであります。これにより、徐々にではありますが、経済指標も良くなってきているのです。

農業漁業対策について

TPPの問題は、アメリカの次期大統領候補となっているクリントン氏かトランプ氏のどちらが就任するのかによって大きく異なるので、非常に不透明なところがあります。
いずれにしても、補正予算で対応をしておりますが、強い農業、強い漁業、強い林業を目指した「産地力」をパワーアップしなければならないと考えます。
従って、その為にはそれぞれの農産物や水産物にひと工夫しなければなりません。すなわち、農協の力も問われる時代となっています。
わが故郷には日本に誇る八女農協、多種多様な農産物がある南筑後農協、大豆では特に有名な柳川農協があります。今、特産物に磨きがしっかりとかけられています。

福祉医療対策について

これからの社会を負う子供たちへ、これまで頑張ってこられた高齢者の皆様、障害を持たれている方々へ、全ての方々が健やかで穏やかに暮らすことが出来る、そんな気配りのある福祉社会を実現しなければなりません。
法律にも明記されているように、消費税分をこれらの福祉医療にしっかりと充当しなければなりません。
また、医療では「かかりつけ医制度」の充実が大事なことであり、これに関わる制度の充実を進めていかなければならないと考えております。

人口問題について

人口構造の変化について、いわゆる人口ピラミッドの変遷では戦前からの「富士山型」から、高齢化の進展により現在では「釣鐘型」、将来的には更に少子化が進んで「つぼ型」に変わっていくといわれています。
このまま進んでいけば、間違いなく労働者不足が生じてしまいます。
従って、高齢者が長きに亘って働ける環境整備や、女性にもっと社会で活躍してもらわなければなりません。そのためには、働く女性の負担を軽減しなければならないと考えます。

熊本地震におきまして

熊本、南阿蘇、益城、西原を中心に甚大な災害被害が出ております。不幸にして亡くなられた方々、家の倒壊で終の棲家を失われた方々、本当に多くの方が被害を被っておられます。
現在も進めておりますが、仮設やみなし仮設、商業、農業、漁業、林業対策を持続してやっていかなければなりません。
そして大変ありがたい事に、自衛隊、警察、消防、応援自治体の方々、そして日本中から集まっていただいている多くのボランティアスタッフの方々のおかげで初期対応が出来ていると感謝します。
これから本格復旧となりますので、地元の方々の声に耳を傾けながら、関係各省庁や関係機関としっかりと連携をとりながら取り組んでまいります。

地方創生について

これからの日本は「地方創生」が大切なキーワードとなってきます。今年の年頭に発行した「藤丸敏国会通信第2号」でも触れていますが、再度その想いを掲載しておきます。

大牟田市は昨年世界遺産に登録され、石炭産業は日本の産業革命の一翼を担いました。
團琢磨三井合名会社理事長曰く「石炭山の永久ということはありません。築港しておけばまた産業を起こすことができ、百年の基礎になる」という事です。今は、三井関連企業が頑張っておられ、古賀誠先生が有明沿岸道路や三池港の整備をやられ、そして、この三池港がアジアの玄関港に発展することが、大牟田経済圏を大きくします。世界遺産や大蛇山祭を盛り上げて、古賀市長から新中尾市長の元、賑わいの大牟田にしなければなりません。

柳川市は、なんといっても筑後三十二万国の元であります。立花藩により干拓が進み、農業、漁業が盛んになったわけであります。農業の六次産業化が進み、大豆のマメマヨは農林大臣賞を受賞しました。有明海の海苔はミネラル分が豊富で、風味がよくおにぎりや食卓にはなくてはならないものであります。金子市長も白秋祭をはじめ水郷文化豊かな柳川を、おもてなしの心で行政や観光に力を入れられておられます。おもてなしの柳川で発展します。

みやま市は、西原市長の新エネルギー政策は、全国の自治体から視察にこられ、そして、みやま市自体が経済産業省のグッドデザイン賞に自治体として初めて受賞しています。この政策の中にバイオマス発電によるバイオマス肥料の生産も農業には有用であります。また、みやまインター周辺の開発や京都の清水寺の本吉である清水山や船小屋の矢部川中之島の楠林公園、日本ため池100選に選ばれている 湖、能の原点である新開能や幸若舞があります。なんと言ってもみやま市は農業でありますが、観光にも力を入れていきます。また、板橋県議も地方創生委員長でありますので、期待できるものだと思います。

筑後市は、六十一年前、市政誕生の際、船小屋市、花宗市、筑後市の住民投票にて誕生した筑後市であります。筑後の国の真ん中になろうという思いであったろうと拝察します。古賀先生や蔵内先生の尽力により新幹線ができ、県南公園があり、中村市長や原口議長のご尽力でソフトバンクホークスがやって来ました。赤坂病院跡には防災公園の計画もなされております。国道442のバイパスは完成しておりますが、208のバイパスを検討しなければなりません。この計画を着実に実行されれば筑後は発展します。ラジオ体操を始め街あげて健康づくりに力をいれておられとても喜ばしいことであります。

八女市郡は、大自然豊かであり、日本有数の農業地域であります。八女茶は日本一のお茶であります。また本玉露は特に有名であります。電照明菊や花、甘王、みかん、キウイ、竹の子、巨峰、梨と多くの農産物は天皇杯等受賞しております。また、再び材木が注目されております。三田村市長や渡辺町長もこの大自然豊かな八女、広川に農業や観光の発展に力を入れられております。また桐明県議は農林水産委員長でありますのでなおいっそうのチャンスであると思います。
いずれにしても、故郷の皆さんとしっかりと力を合わせて、なんとしても地域創生を成功させなければなりません。今後とも御指導、御鞭撻、何卒よろしくお願い申し上げます。

衆議院議員 藤丸 敏