■希望の抱ける未来に向けて(2018年1月 年頭ご挨拶)
 
平成三十年 謹賀新年
〜希望の抱ける未来に向けて〜
明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新年を御迎えのこととお慶び申し上げます。新年に当たりまして年頭のご挨拶をさせていただきます。
先ずは昨年十月の第四十八回衆議院選挙におきましては、古賀誠先生の議席を御譲り受け早や五年、皆様の力強いご支援のお陰様で三期目の当選を果すことが出来ました。心より感謝申し上げると共に、この上は国政に送り出していただいている身として、日本の国のため、何より故郷の発展のために粉骨砕身・滅私奉公の精神で頑張る所存で御座います。今年も変わらぬ御指導並びにご鞭撻の程を宜しくお願い致します。
さて、今回の国会通信では主に日本経済の行方、北朝鮮をめぐる国際情勢、農林水産、予算税制についてお伝えさせていただきます。

■日本経済の行方について

今の経済状態は二〇二〇年東京オリンピックパラリンピックの先まで続く見通しです。これまで好景気と言われていた「いざなぎ景気」(一九六四年の東京オリンピックの後、カラーテレビ、クルマ、クーラーが普及した一九六五年からの時代)の五十七ヶ月を抜き、更にはこれまでで一番長かった「いざなみ景気」(デジタルカメラ、DVD、薄型テレビが普及した二〇〇二年からの時代)の七十三ヶ月も抜くのではないかと言われています。
これは、平成20年リーマンショックがあり、世界的に景気後退局面に入ったことで、先ずはアメリカが異次元の金融緩和を行い、金利を下げ通貨供給量を増やし、これにユーロが続き、日本でもアベノミクスにより金融緩和を進めていることにあります。世界のマクロ経済として見た場合、世界のGDPが八千兆円に対してドル、ユーロ、円の世界通貨量が四千五百兆円であるので、これは財やサービスに対して世界通貨量が多い状態にあります。これが世界経済を引っ張っているのです。本来、財やサービスと貨幣供給量はバランスをとって物価が安定するものでありますが、世界は繋がっており、世界経済は各国通貨量を増やすことにより、経済を牽引しております。
ここで懸念されるのはインフレ物価上昇です。アメリカがいち早く景気を取り戻しており、インフレ懸念でアメリカFRB連邦銀行が少し金利を上げてきている状況ですが、日本も際立って良いわけではありませんが、全体としては悪くはない状態だと言えます。但し、地方には廻って来ていないということです。「幸せは歩いてこない」というのが私の考えですが、努力しているところには必ずやって来ています。従って、市町村においては、地方創生予算を使い、民間事業所では中小企業ものづくりサービス支援事業を使って努力しなければなりません。これらに対しては商工会議所、商工会に相談して頂きたいと思いますし、もちろん私もお手伝いさせて頂く所存です。

■北朝鮮をめぐる国際情勢について

この問題は話し合いによる解決しかありません。今北朝鮮に対する圧力が効き始めているところであり、その主要なものが石油制限と資産凍結にあります。通常では難しいスイス銀行の情報開示、国は永世中立でありますが、金正恩(キム・ジョンウン)個人資産の移動禁止に及ぶ可能性もあります。
それに、金正恩が声をあげても、韓国、日本海には強力な米軍がおり、武力行使は起こせないと考えます。また、トランプ大統領にしても、大量破壊行動の引き金は引けない状況にあります、
いずれにしても、日本としては国民の安全確保を絶対保証しなければなりません。
今問われているのは、専守防衛であります。守りに徹するとは、二〇〇%の鉄壁の守りの盾が有れば、武力行使を撥ね退けるだけの守りだけで良いのかも知れませんが、これは現実的ではありません。従って、存立危機の事態の際、打たれたものを打ち落とし、次を打たせないための発射台攻撃、これらを実行するか否かは別としても、こういった能力を持っておくことは抑止力として重要だと考えております。

■憲法改正について

私は自衛隊の本籍を明記すると言う意味で、九条ではなく七十三条の内閣の事務(法律の執行、外交関係の処理等)で書き込むべきだと考えています。今や国の緊迫した防衛のみならず災害救助支援も、重要な役割になっています。従って、合憲明記は当然と考えます。

■農林水産政策について

私は先に行われた選挙戦において、その中で「米の価格をもう少し上げるべきで、せめて昭和六十年当時の一俵一万八千円にはすべきである。そして普通米の上に特上米、特米、を創るべきだ」と訴えてきました。米価格安定のため減反政策、麦・大豆・飼料米の奨励金である水田フル活用直接払いや直接支払交付金(ゲタ・ナラシ対策)に反して、民主党政権が行った米の直接払い一万五千円や七千五百円は逆行する政策であると考えます。これらは米価格が少し上がれば取り返せますし、また二年三作を工夫すれば対応できると思います。
中山間地対策としては耕作放棄地を集めて、中間管理機構を交えて区画整理事業にもっていくことが重要です。部分は一反、全体は一町に集約していくことで、若い人たちが農業をやり易くしなければなりません。農業分野におけるIOT(インターネット連結)やAI(人工知能)を活用した機械化推進も大切なテーマです。
漁業は協業化を進め、漁業者に嫁入りした若い女性が海に出なくてもいいようにしなければならないと思います。そして、情報分析研究(日当たり、気温水温 栄養潮 プランクトン 潮流)を科学的かつ重点的に進めることが大事だと考えます。
林業においては、森林環境税も決まり段取り良く災害対応を考慮した上で森林整備を進めなければなりません。

■所得税改革について

私も財務金融委員として、こういった税制面のあり方には力を入れています。高額給与所得者(八百五十万以上)の所得者控除を減らし、すべての所得者控除を十万円増やしましたが、いずれにしても、子育て、介護、障害家庭に対して増税にならないように配慮いたしました。

■故郷の発展について

大牟田は三池港から南関インターの流れを整備します。賑わいの三池港公園整備、南関インターまでの道路整備、新新栄町開発等、古賀・中尾市長の世界遺産を盛り上げていきます。
柳川は、徳益から沖端、両開から昭代大川への道路整備の推進、金子市長が力を入れている立花宗茂侯の大河ドラマ化等の課題に取り組んでいきます。
みやまは、西原市長の言われているインター周辺の開発です。なんといっても若い人達が地元で暮らせる雇用創出が大切です。また、板橋県議が力を入れているクルマの自動運転にも連携を図って進めていきます。
筑後は、蔵内県議が手掛けられている県南公園の充実と国道209の更なる利便性向上という課題があります。また、原口議長が検討している庁舎の耐震建て替えの問題もありますので、連携を図って進めていきます。
八女・広川は、国道三号のバイパス夢の奥八女街道を実現します。これらには三田村市長、渡邉町長も力を入れてもらっています。また、八女地区はそれぞれの地域にそれぞれの課題があります。星野のトンネルや矢部の湖畔橋、上陽、立花、黒木の道路整備、広川学校整備の課題山積でありますので、桐明県議とも連携を図りながら解決に向けて取り組んでいきます。

二〇一八年、皆様の厚い信託に応えるべく、自分自身に課せられたテーマを明確にしながら、一つひとつ着実に実現致す所存であります。御指導ご鞭撻、宜しくお願い致します。
衆議院議員 藤丸 敏
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